今もなお、瑞々しい憧憬を誘う湘南の地に、私たち都実業が産声をあげて、早や40年が経ちました。振り返ってみれば、唯々夢中でやってきたのが現状で、大らかな気質の地元の皆様に支えられ事業を続けさせていただいたと言うことが、偽りのないところでしょう。 ただ、従業員も協力会社の方々も苦楽を共にする家族と思い、経営陣はもとより都実業を形づくる一人ひとりが、足りないところを持ち合わせながら得意な面を生かしあい、力を合わせ歩んでこられたことだけは、かけがえのない宝だと感慨を深く抱いております。

　建設業に携わる一員として、加速度を増す経済状況や自然環境との共生という時代の要請に対峙する現在、過去の経験や既成概念にとらわれない広い視野を得たいと願いつつ、地元・鎌倉を思うにつけ、いにしえに都を築いた人々の生き様に思いを馳せ、温故知新ならぬ、知新温故（新しきを知りて故きを温める）との自戒の念を新たにしています。 私共はわずかながらでも人様のお役に立てるこの仕事を天職と受け止め、持ち前の「誠意と馬力」で本業に精進してまいりたいと思っております。

代表取締役　生川　誠司